正常性バイアスと性暴力
今日は8月11日、フラワーデモの日ですね!
コロナウイルスの影響でほとんどオンラインだと思いますが、どうやら一部の地域では街頭でのイベントも開催されるようですね。
私はTwitterから #0811フラワーデモ のタグで参加します(^^)/
さて、今日は「正常性バイアス」というものについて書こうと思います。
正常性バイアスと性犯罪
正常性バイアスとは、
「自分は大丈夫だろう」と考えることによって、心の平静を保とうとする認知バイアスのひとつ
です。
例えば
「自分に限ってコロナに感染する事はないだろう」とか、
「自分の地域に限って大地震が来る事はないだろう」 などと思い込むことによって平常心を保とうとする人間の心理傾向が”正常性バイアス“に当たります。
私はこのブログで、
「性犯罪は社会全体の問題なんだよ!」
と熱心に訴えていますが、どうしても“女性の問題”や“当事者だけの問題”とされてしまいがちな理由に、この正常性バイアスが関係しているように思います。
私自身、被害に遭う前は、まさか自分が性被害の当事者になるとは夢にも思っていませんでした。自分が当事者になるだなんて考えたくないし、その可能性を受け止めるのも辛い事だから、まさに正常性バイアスがかかっていたのだと思います。
しかし、いざ本当に自分が被害者となり、自分にかかった正常性バイアスを解かざるを得なくなった時、初めて社会全体の当事者意識が薄いことに気がつきました。
まず、「正常性バイアス」というものに人間はかかる!という事実を認識して、その概念が広まれば性犯罪が社会全体の問題として共有されやすくなったりもするのかなあ...と思います。
私も、正常性バイアスという言葉を知ったのは結構最近で、防災の話をしていた際に、医療従事者である父に教わりました。
どのようにしたら性犯罪を社会全体の問題として、人々に伝わりやすいように共有できるか、道を発見するためのキーワードになると思ったので、今日はブログに書いてみました!
「自分に限って正常性バイアスにかかっているはずはない」
と考えてしまう人も出てくるのかな....?と思ったりもします...笑
どうなんだろう....
とにかく、正常性バイアスという言葉は何かの手がかりになりそうです(╹◡╹)
前田かや子