ダイバーシティを語るうさぎ「性暴力サバイバー」

性暴力の被害当事者です 。PTSDの事、自分の体験談、日々の楽しみなど色々な事を綴ります。女子大生です。

性被害後 - パートナーとの関係

私は現在大学生なので結婚はしていませんが、パートナー(彼氏)がいます。

今日は性暴力の被害者として、パートナーとどのように接しているか書いてみようと思います。

(当ブログは私のパートナーも読んでいるのであまり過去の恋愛の話はしたくないのですが、今回はごめんね、笑)

 

私は性被害に遭ってから、何人かの方とお付き合いをしました。その人との関係性やタイミングによって、被害を打ち明けた人と、打ち明けられなかった人がいます。

 

今まで、現在のパートナー(以下山田くん)を含めてお付き合いした人の中では2人に被害を話しましたが、2人とも本当に善い人で、しっかり私の気持ちに寄り添ってくれました。

山田くんは、私の被害を受け入れるのと同時に、私が当時のことを思い出して精神的に不安定になってしまう事も分かってくれています。本当にありがたいです。

 

被害後、私は男性がとても怖くなりました。今でも少し怖いと思ってしまうことがあります。しかし、男性が怖いと思う気持ちがあるにも関わらず、何故かいつも彼氏がいないと不安を感じるようになりました。

そのため彼氏ができては私の情緒不安定についてこられなくなった彼とうまくいかなくなり、そしてまた彼氏を作って同じ事を繰り返す、という事を短期間で何度もしました。彼氏とうまくいかなくなるたび、男性に依存してしまう自分に対する嫌悪感で精神がどんどん削られていきました。

男性が怖いのに、彼氏という存在に依存してしまう理由はだいたい自分でも分かっていました。それは、性被害に遭ってから“個人的関心”を持って話を聞いてくれる存在をどうしても常に繋ぎ留めておきたかったからだと思います。

正確にいえば、性被害に遭ってからと言うより「母に性被害を打ち明けてから」かもしれません。

 

母に被害を打ち明けた時のお話はこちらのリンクからどうぞ!

 

母に被害を打ち明けた時、母は私の味方をしてくれませんでした。それから自分の身内に心情を理解してくれる人を探すのに必死になりました。専門の相談機関の方はとてもよく話を聞いてくれてとても助かったのですが、どうしても“身内”にそういう人が1人でもいてほしくて仕方ありませんでした。今もそうです。

 

現在も多分、その依存は治っていなくて、山田くんにも精神的にかなり依存して負担をかけてしまっていると思います。

彼氏という存在は、結婚した配偶者のように確実なものではないから、いつか無くなってしまうかも!という不安に押しつぶされてしまう事も多々あって、その度に山田くんに迷惑をかけてしまっています。

私の男性に対する依存心はかなり重くて相手に負担をかけてしまっている事は重々承知です、、、山田くんごめんね、、(ToT)

 

でも、彼氏がいる事自体悪いことでは無いはずなので、少しずつ相手に負担をかける依存の仕方はやめて、お互いに楽しくいられるような関係性を築くために、精神的に自立できるような練習をしてみようと思います。

肝心の具体的な作戦はまだ立っていませんが....(*´-`)

 

ちなみに、上記で「被害後男性が怖くなった」と述べましたが、たまたま私の事件における加害者が男性であっただけで、加害者以外の男性は何も悪くありません。ましてや世の中には男性の性犯罪被害者の方もいらっしゃいますから、「男性」という属性で全てを悪とみなしているわけではありません。ただ、私は公園の公衆トイレを見ると(事件と全く関係のない公園でも)被害当時を思出だしますが、同じように”男性“もトリガーの一つでした。

世の中の性犯罪の加害者が全て男性だという判断で男性が怖くなったわけではありません。

 

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山田くんには、近々私が性被害をカミングアウトした事に関してインタビューをする予定なので、このブログにもその一部を掲載できればと思います!

 

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